2019年8月10日 8th International Conference on Computer Assisted Systems For Teaching & Learning Japanese (CASTEL/J)

  • タイトル: 誤用や話し言葉に対応可能なコーパス分析システムにおけるタグ検索機能
  • 発表者: 山本 裕子 (愛知淑徳大学), 川村 よし子 (東京国際大学), ラニガン マシュー (LendingHome), 小森 早江子 (中部大学), 本間 妙 (中部大学)
  • 要旨:

    本研究は、形態素解析における誤解析にも対応可能なコーパス分析システムの開発をめざす。筆者らは、教師自らが集めたデータをコーパスとして分析できるツール、Co-Chuの開発を進めてきた。Co-Chuには【Build】【Import】【Edit】【Analyze】の4機能がある。話し言葉等のデータを取り込み、形態素解析に誤解析が生じた際には【Edit】機能を活用し、データにタグを付与することで適切に形態素解析が行える。今回、上記の【Analyze】機能に「タグ検索機能」を加え、タグを種別ごとに検索できる仕組みを整えた。この機能は、言い誤りや言い淀みの分析、若者ことばや方言使用の実態調査などに活用可能である。本発表では、このタグ検索機能の概要を示すとともに、運用実験の結果について報告する。

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