2017年8月5日 7th International Conference on Computer Assisted Systems For Teaching & Learning Japanese (CASTEL/J) (パネル発表)

  • タイトル: コーパスシステムCo-Chuの検索比較機能を使った研究事例
  • 発表者: 山本 裕子 (愛知淑徳大学), 小森 早江子 (中部大学), 本間 妙 (中部大学), ラニガン マシュー (Honeywell)
  • 要旨:

    コーパスシステムCo-Chuはコンピューターに苦手意識がある人も平易に使えるウェブアプリケーションである。研究者や教師が自分で収集したオリジナルデータをコーパス化して利用できる。【Build】【Import】【Edit】【Analyze】の4つの機能を一つのインターフェイスで使えるようにデザインされている。Co-Chuでは、語(表現)の検索、頻度、コロケーションの分析が可能である。検索、頻度分析では、話者の属性による表現の違いや、対話の相手による表現の使い分けの有無などを観察できる。また発話データの文字化に不可欠な笑い声や聞き取れなかった部分などに使用する記号は形態素解析には都合が悪いが、Co-Chuではそれらの処理を自動で行い、MIスコアの算出に支障のないようにしている。本発表ではオリジナルデータを用いて、日本語母語話者と学習者の言語使用の実態を比較する研究事例を報告する。

  • PDF ダウンロード: こちら