2020年12月12日(土)第31回第二言語習得研究会(JASLA)全国大会(オンライン開催)

・タイトル:コーパス分析システムを活用した作文指導の可能性

・発表者:本間 妙(愛知淑徳大学)・山本 裕子(同)

・要旨:

日本語学習者の作文指導では,個々の誤用の傾向を把握することが有用である。近年は大規模コーパス(I-JAS他)を活用し,誤用などの一般的な傾向を知ることができるが,実際に指導中の学習者の作文を分析した研究(楊2014他)では,手作業による多大な労力を要している。筆者らは,教師自らが収集したデータを取り込んで分析できるコーパス分析システム(以下システム)を開発,運用している。当システムは研究の目的に応じて対象データにタグを付し,誤用など教師が見たい箇所の分析ができる機能を備えている。本発表では,このシステムに,学習者の作文を取り込んで個々の誤用の傾向を把握し,それをもとに指導を試みた実践の報告をする。

・PDFダウンロード:

予稿集

ポスター